お葬式の流れ

告別式

お葬式は一般的に、お通夜と告別式の2日に亘って行われます。
もともとお通夜は近しい親族で執り行い、翌日の告別式に一般会葬者を迎えるのが一般的でした。しかし近年の都市部に於いてはお通夜に一般会葬者が多く弔問に来られ、告別式は親族だけで行うケースが増えています。
1時間のお式の中で約40分間が僧侶による読経など宗教的な儀式を行い、残りの20分間でお棺へのお花入れや最期のお別れとなります。その後、お棺の蓋を閉じて喪主からの出棺挨拶となります。

■告別式のスケジュール

標準的な仏式告別式は、以下のような流れで進行いたします。

09:00 主催者が式場にご到着。告別式次第の
最終確認
09:30 一般ご会葬者、導師ご到着
09:50 式場内ご着席
10:00 告別式開式
10:50 告別式閉式。出棺
11:00 火葬(この間にお食事)
12:30 ご収骨
13:00 ご帰宅
近年は繰上げの初七日法要を火葬後ではなく告別式の中で済ますケースもありますが、その判断は僧侶にお伺いする必要があります。
また使用する式場や火葬場によって告別式後の会食を火葬後に行うケースと火葬中に行うケースがあります。
お花入れやお別れの時間を長く取りたい方や会葬者が多数想定されたり、弔辞などを式に取り入れる際には、開式時間を早めて式時間を75~90分間でスケジューリングする等の対応をお勧めします。

■開式前の準備

主催者は開式の1時間くらい前に式場にご到着いただきます。ご到着後、ご弔電の差出人のお名前や会社名、拝読する順番の確認をいたします(多数の場合はお通夜の日に確認をしていただくこともございます)。

■喪主様より僧侶へのご挨拶

通夜式と同様、僧侶到着後にご挨拶を行います。僧侶が来られたら控室へご案内やお茶出し等はアコメイズ葬祭のスタッフが対応いたします。
その後、喪主か遺族代表者より僧侶にご挨拶していただきます。わからないことは率直にお伺いしても失礼にあたりません。

■開式直前

開式の10分ほど前には主催者側の皆様を式場内へご案内いたしますので、お化粧室のご利用等を済ませておくとよいでしょう。
読経のお時間やご焼香のタイミング等は僧侶の指示により決まりますので、司会者が僧侶の指示に従い皆様をご案内いたします。
ご家族・ご親族の皆様はご焼香後自席にお戻りいただき、ご読経終了までご一緒にお勤めいただきます。
一般のご会葬者はご焼香の後退室し、お時間の許される方はご出棺のお見送りまでお待ちいただきます。
読経が終了し、僧侶退室後にご弔電を拝読します。大規模なお葬儀の場合、ご読経の間で拝読することもあります。
しかる後にお花入れの儀に移り、皆様にお棺の中へお花を手向けていただきます。この際、故人に持たせてあげたい物を併せてお棺に入れていただきます。

■ご出棺の挨拶

通常は喪主様が行いますが代理の方でもかまいません。また最近は少人数のお式の場合、ご挨拶を省略されるケースも増えてきております。
出棺挨拶は準備した挨拶文を読む形でも結構です。位牌を持つ方、遺影を持つ方を事前に担当者と相談し決めておきます。

■ご出棺

霊柩車もしくは専用の台車までご親族の手によりご移動いただきます。
ご出棺と同時に、ご同行の方は火葬場へ向かいます。
ご出棺の際、火葬場までご同行する親族と式場にてお見送りいただく一般会葬者に別れます。親族以外で火葬場までご同行を希望される方がいらっしゃる場合は事前に葬儀担当者へご相談ください。

■火葬場にて荼毘

火葬炉にご収棺されたのち、炉前でご焼香となります。

■休憩室にてご休憩

火葬場により火葬に要するお時間が異なります。この時間を休憩時間に充て、精進落としのご会食を行うこともあります。精進落としのご会食の前には喪主が挨拶し、献杯を行います(宗教や地域の慣習により行わない場合もございます)。
精進落しの会食は基本的に人数分のご準備となりますので前日の通夜の際に会食にお付き合いいただける人数を確認します。その際、確実にお付き合いいただける人数を担当者にご報告ください。当日にならないと、わからない方はその時点では人数に計上しません。そして告別式の開式前に再度、確認をして追加対応の注文をすることでなるべくロスを防ぎます。
また、ご家族のお考えによって陰膳(故人の分のお食事)をお供えするケースもあります。
予算としてはお飲み物まで含めて一人前円4,000円前後の予算で選ばれる方が多いです。

■ご収骨

ご遺骨を収骨容器にお納めいたします。通常は儀式として、ご家族・ご親族におひとり様一度ずつ相鋏みで遺骨をご収骨容器にお納めいただき、最後は火葬場の係の方に全ての遺骨を納めていただきます(宗教や地域の慣習により行わない場合もございます)。

■ご帰宅

収骨が終わりましてご帰宅の際に、お位牌、ご遺影写真、ご遺骨をお連れいただきますので、タクシー等でお帰りになることをお薦めいたします。また、公共の電車バス等でお帰りの際は、ご収骨容器を包む風呂敷等をご用意されるとよいでしょう。

■告別式後の仏事について

お葬式が無事終了した後、四十九日の法要の段取り等わからない事がございましたらなんでもご相談ください。その他、香典返し・本位牌の手配だけでなく仏壇やお墓の購入まであらゆるご相談に対応いたします。
また、信頼できる司法書士事務所(初回相談無料)とも提携しており遺産相続や各種手続き代行まで責任をもってお手伝いいたしますのでぜひご相談ください。